目に見えるのは、ただの毛ですが皮膚野中まで辿っていくととても複雑な構造をしているのがわかります。そして其々が違う役割を果たしています。
●毛幹(もうかん)
肌表面から見えている毛の部分。普段、私たちが「毛」、「ムダ毛」と呼んでいるところです。
●毛球(もうきゅう)
毛根の最下部にあり、膨らんでいる部分です。
●毛根(もうこん)
毛幹の延長ですが、皮膚の中に入っている部分をこう呼びます。
●毛乳頭(もうにゅうとう)
毛球の底辺のくぼみの部分です。ここには毛細血管や神経が集中しおり、毛の成長に必要な栄養分を取り入れます。
●毛母細胞(もうぼさいぼう)
毛乳頭の上の部分です。毛乳頭から栄養分をもらい、毛母細胞が分裂することで、毛の成長が始まります。
●毛包(もうほう)
毛根全体を包む組織。上部毛包、中部毛包、下部毛包の3つに分かれています。
●毛孔(もうこう)
毛が皮膚表面に出てくるところです。普段、私たちが「毛穴」と呼んでいるところです。